Loading...

英国能楽ツアー by “Passion in Stillness”

Home / 英国能楽ツアー by “Passion in Stillness”

2019年秋 英国能楽ツアー by “Passion in Stillness”

1分でわかる能楽

能が現在のようなカタチになったのは、ルネサンスの開花と同じ頃。京都の金閣寺を建てた足利義満の孫、足利義政(銀閣寺を建立)の庇護の下、世阿弥(ぜあみ)・観阿弥(かんあみ)親子がその基礎を築き、後に織田信長、羽柴秀吉、徳川家康と、時の政権の肝入れもあって洗練されたアートへと昇華していく。そしてこの義政とちょうど同じ頃にこの世に生を受けていたのが、遠くヨーロッパは、フィレンツェ共和国の実質的支配者だったロレンツォ・ディ・メディチ。彼があのミケランジェロやボッテイチェリ等の芸術家を庇護し、ルネサンスが開花する。
能はまた、後に大名をパトロンとして継承されていく中で、当時同じ日本国内であっても、方言が相互コミュニケーションを阻むことも少なくなかったため、将軍が大名に能楽の演目上演を通して道徳観念や生きる道を示すのにも用いられた。発祥から約650年もの歳月を経てもなお同じ2百数十演目を忠実に創作時のまま上演し続けられているのも特徴のひとつである。

映像で紐解く、能舞台のひみつ
(外務省提供)


日程

11/8 (金)
7:00pm – 8:30pm
Workhouse, Macrobert Theatre
University of Stirling

11/9 (土)
2:00pm – 4:00pm
Room 201, McIntyre Building
The University of Glasgow

11/10 (日)
2:00pm – 4:00pm
The Pleasance Theatre / The University of Edinburgh

11/13 (水)
Royal Holloway, University of London


全体験ワークショップ公演へ特別無料ご招待!

「能を体験してみよう」プログラム内容

サプライズなスタート(当日まで秘密)
ご挨拶~自己紹介~解説
能で様々な感情を表現する (体験)
唐織装束着付け(体験:観客からお一人さまのみ)
能の演技リクエストタイム(観客からのリクエストに応えて)

【休憩】

チャンバラ体験(観客から10名ほど)
「敦盛」(あつもり)解説
「敦盛」実演(部分)
解説~SNS用撮影タイム(短い実演)
謡(うたい)体験
質問タイム


出演

武田 宗典

観世流シテ方。武田宗和(父)及び、観世流26世宗家・観世清和に師事。2歳にて初舞台。早稲田大学では演劇専修。ミュージカル等への出演、演出の経験を持つ異色の能楽師。アメリカで能と現代オペラの競演『Tomoe & Yoshinaka』を企画・主演。趣味はヨガと舞台鑑賞。猫と酒場をこよなく愛する。

武田 文志

観世流シテ方。武田志房(父)及び、観世流26世宗家・観世清和、野村四郎(人間国宝)に師事。3歳に初舞台。歌舞伎役者・市川海老蔵、尾上菊之助と同級生。若者の人生相談番組「ポッドキャスト」でパーソナリティーを務めたり、経営者向けの「能楽に学ぶ事業継承」を開催するなど、多方面で活躍中。自称「魂の能楽師」

武田 祥照

1987年生まれ。観世流シテ方・武田尚浩の長男で、初舞台は2歳。中学はサッカー部、高校では生徒会長。慶應義塾大学ではアーチェリーサークルに所属。好きな食べ物はカレーライス、最近のブームは携帯のアプリの家計簿をつけること。海外公演経験は中国とアメリカ、フランス。

功刀 望

1990年生まれ。國學院大学文学部史学科在学中に観世流シテ方 武田文志との出会いがきっかけで能楽の世界へ。2012年大学卒業後、玄人を志し正式に入門。
2018年、「経正」で初シテとしてデビューを果たす。舞台では、趣味が読書と頷ける一見物静かな風貌が、見事裏切られる、勇ましく凛々しい一面も見せる。



 Previous  All works Next