経歴
1月20日生まれ 東京都在住
能楽師観世流シテ方準職分
公益社団法人能楽協会会員
重要無形文化財総合指定保持者
一般社団法人観世会理事
観世流シテ方職分武田宗和の長男
父及び二十六世観世宗家・観世清和に師事
暁星高校~早稲田大学第一文学部演劇専修卒
主な舞台歴
「鞍馬天狗」花見にて初舞台(2歳11ヶ月)
「菊慈童」にて初シテ(初主役・10歳)
2002年
「翁」にて千歳を披く
2007年
「石橋」を披く
2010年
「乱」を披く
2012年
初の単独自主公演にて「道成寺」を勤める。
2017年
自主公演『武田宗典之会』を発足。
2021年
花影会において「翁」を勤める。
年間100公演ほどの舞台を勤め、うち5番ほどのシテ(主役)を勤める。
海外公演・特殊公演など
日中国交正常化30周年記念及び日中国交正常化35周年記念事業(外務省)にて北京公演に参加。
同じく外務省からの要請による「ロシアにおける日本文化フェスティバル2003」において、モスクワのボリショイ劇場・サンクトペテルブルグのマリンスキー劇場の舞台に立つ。
2009年
ミラノ市・トリノ市の招聘により三響会海外公演に参加、シテを勤める。
2011年1月
法政大学の依頼によりサンフランシスコにて能の講演。
2013年6月
シアトル・バンクーバーにて自主企画の能楽ワークショップ公演を開催。劇場公演・子供向け公演含め、計11公演を行う。
2014年9月
シアトル・アクトシアターにて、能と現代オペラの二部作競演「Tomoe&Yoshinaka」を企画。両作品で主演を果たす。会場はその年初の満席となり、この公演の模様は現地誌「Seattle Times」をはじめ、多くのメディアで大々的に取り上げられた。
2015年1月
奈良県・NHK奈良主催の『KASUGA RYUJIN「能 春日龍神」~幽玄 × デジタル~』において、能の舞と現代アート映像をコラボレーションさせる企画に挑戦。好評を博す。3月に奈良局内で放送後、近畿地方全域で5月に再放送された。
2015年2月
Maui Art & Cultural Center及びハワイ大学の招聘により、マウイ・ホノルルで能楽のワークショップ公演を開催。現地の学生に能楽の指導も行う。
2017年9月
フランス・ナント市における日仏友好公演に参加。
2018年9月
フランス・ベルサイユ宮殿で行われた、日仏友好160年記念公演 – 能×3D映像『YUGEN 幽玄』に参加。
2018年11月
イギリス・エディンバラ大学の招聘により能楽ワークショップを開催。
2019年7月 文化庁・東京アート&ライブシティ主催による、能とクラシック音楽のコラボレーション公演「はごろも~銀座の飛翔」において天人(シテ)を勤める。
2019年11月 外務省後援の元、エディンバラ大学・グラスゴー大学・スターリング大学・ロンドン王立ホロウェイ大学にて能楽ワークショップを開催。
2021年9月
一般社団法人EXTRAD主催公演において、初心者向けの
試作能「桃太郎」を上演。
脚本・演出・主演を手掛けた。
2022年2月
文化庁・東京アート&ライブシティ主催による、能とクラシック音楽のコラボレーション公演「ADACHIGAHARA~銀座の地下に鬼が棲む」において鬼女(シテ)を勤める。
2022年4月
日比谷フェスティバルにおいて、ミッドタウン日比谷敷地内の屋外特設舞台において「敦盛」のシテを勤める。
2024年1月
文化庁・東京アート&ライブシティ主催による、能とクラシック音楽のコラボレーション公演「天鼓 I love Music」においてシテを勤める。
普及活動
2017年より銀座Six内・二十五世観世左近記念 観世能楽堂にて、自主公演『武田宗典之会』を年1回開催。
フジテレビ系「One hour sense」・テレビ東京系「東京交差点」・J-WAVE「TIME AND TIDE」・NHKラジオ深夜便などメディア出演多数。Instagram・Facebook等での発信も多く、週1回インスタライブを定期開催している。
日本文化を次世代に繋げ、国内外に発信する団体、一般社団法人「EXTRAD」の理事も務める。