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シアトル・バンクーバー能楽ワークショップ

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さて、このたび縁あって、アメリカのシアトルとカナダのバンクーバーで能楽ワークショップを開催させていただくこととなりました。その応援団・ご協賛者を募集しています。概要は以下の通りです。

【公演概要】

公演期間:平成25年6月24日~30日

開催場所:シアトル・バンクーバー

公演内容:能の中の「サムライ」をテーマに、主に修羅物の作品を取り上げた体験型ワークショップ公演を行います。「サムライ」の動きや見た目の面白さだけでなく、その“心”を伝えることが一番の狙いです。大人向けの公演・子供向けの公演を各5回程度行います。会場となる場所は、100人以上の規模の劇場から、個人の邸宅まで様々です。

【参考URL】

http://motion-gallery.net/projects/challenge2013 (モーションギャラリーHP)

→一番詳しく掲載されています。

http://www.sugoiexperiencejapan.com/ (スゴイ・エクスペリエンス・ジャパンHP)

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=Challenge_2013 (謡サロンHP)

本年は能の創始者である観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年にあたります。つまり能は室町時代に興ってから600年以上続いている芸能ということになります。現在でも舞台に立つことを生業としている専門の役者がいて、このように古から脈々と興行として続いている芸能というのは、実は世界的に見ても極めて稀なことなのです。

また能独自の演劇様式は他に類をみないもので、例えばバレエ等、他の国の芸能にも実験的に取り入れたりされています。そんな世界に誇るべき芸能である能楽を多くの国・多くの人に広めていきたいというのが、この数年来の私の願いでした。

実は能楽の海外公演というのは古くから行われているのですが、それはある種の物珍しさだけで終わることも多く、なかなか継続的な事業に繋げられないという面がありました。今回は日系人も多く、日本とも距離的に遠くない北米地域で、能の身体表現やエッセンスなどを、主にワークショップとして現地の方に体感していただくイベントを行います。それを継続的に行うことで、来年以降の本格的な公演開催に繋げていくべく、計画を立てております。

継続的な開催を行うことで“ジャパニーズ・マニア“を増やしていく。これは単に能楽という伝統文化の普及だけに留まらず、日本という国に対する理解にもつながっていくと考えております。なぜなら、能楽には日本人が古来より大事にしていた、魂や美、そして誇りが詰まっているからです。

これから世界に日本文化を広げていくための足掛かりである本プロジェクトへの応援・ご協賛を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

武田宗典